実家に帰ってきたような懐かしさと、心地よさを兼ね備えた宿
小布施駅から5分ほど歩くとにぎやかな通りに出ます。その中心部に、ひっそりと行き交う人を見守っているかのようにあるKOKORO。通りに面してる木の引き戸を開けると、そこはまるでタイムスリップしたかのようなノスタルジックな空間。庭にある小さなほこらがより一層雰囲気を醸し出しています。
現場を切り盛りしているのは芋川恵子さん。芋川さんは以前ツアーコンダクターとして世界中を飛び回り、その後ご自身で旅行会社を設立した、いわば旅のエキスパート。ご自身の経験から、宿泊施設にはこんなことがったらいいな、こういうことは無いほうがいいな、というような感じで試行錯誤を繰り返したそうだ。「知らない者同士が相部屋になるドミトリー式ではなくて、グループでも個人でもひと部屋でお泊りいただいているのもこだわりの一つ」(芋川さん)
「すべてのゲストにとっての居心地の良い、まるで実家のような宿を目指している」という芋川さんは、人と自然をこよなく愛する方。そんな芋川さんのお人柄が伝わるような温かさと、いい意味での至れり尽くせりではない、自由気ままなステイがKOKOROでは楽しめます。
手ぶらで気軽に、長期滞在も
長期滞在してもいいようにとキッチン用品がかなり充実しています。冷蔵庫、調理器具はもちろんのこと、炊飯器、コーヒーメーカーもあり自由に気の向くまま好きなものを調理して仲間とワイワイ、一人でのんびりと過ごすのもよさそうです。
洗濯機も長期滞在には不可欠ですが、そこにある洗濯洗剤も自由に使っていいなんてとても助かります。お風呂は、ちょっと離れたところにある小布施温泉に行くのもよし、宿にあるお風呂を使ってもよし。もちろんシャンプー、リンス、石鹸は自由に使用でき、また、バスタオルや寝間着などもレンタルしているので、まさに「手ぶら」で来ても不便は感じません。
また、「この宿は旅人だけではなく、町民の方にも利用していただきたい」(芋川さん)そう言って、パブリックスペースとして開放している、広くて清潔な部屋を案内してくれました。ここで一品料理を持ち寄って、おしゃべりなんて楽しそう。さまざまな利用の仕方があるのもこの宿の魅力です。
小布施の宿泊にぜひご利用ください。一度泊まったら居心地の良さにリピートしたくなります。