蔵元の手盃台(てっぱだい)で日本酒をいただく粋
宝暦5年(1755)に創業した老舗酒蔵・桝一市村酒造場は、北斎館からほど近い場所にあります。
杉玉の下をくぐって店内に入ると、目の前に大きな酒樽が出迎えてくれます。
歴史を感じさせつつも、洗練されたディスプレイには、この酒蔵自慢の各銘柄が並びます。
中でも、「碧い軒(へきいけん)」「鴻山(鴻山)」「スクウェア・ワン」「白金(はっきん)」は代表銘柄。
それぞれに個性ある酒で、どんな味かは実際に飲んでいただいてのお楽しみですが、実は店内に“手盃台”(てっぱだい)と呼ばれるカウンターがありそこでは、全銘柄を味わうことができます。様々な塩も用意されていて、蔵人姿の店員が粋な日本酒の飲み方を教えてくれます。
小布施の地酒を、粋なスタイルで味わうのも、また旅の楽しみですね。