By ふらり
■中沢定幸・さだおやじワールドに入りこもう
美術館というと、「なんとなく楽しみ方がわからない」と思いませんか?
おぶせミュージアム・中島千波館で7月30日まで開催の展覧会、
さだおやじの自由研究−中沢定幸のデザイン。
中沢ワールドは・・・真面目な作品から変なキャラクターHENKYARA
妖怪から親父ギャグまで、あなたの脳を刺激します。
デザインコンペ「LIFE DESIGN信州2012」グランプリ「なから雑貨」の前で
ダイヤモンドスマイルの「さだおやじ」こと中沢氏
みたことがあるポスター、ご当地キャラ、数々のロゴデザイン、本の装丁。
まじめなものから変なものまで300点あまり。デザイナー20周年の集大成
■専門学校卒、デザイン事務所に就職、独立、数々の栄光・・・と思いきや、中沢さんは「デザイン」という言葉すら知らなかった。
高校卒業後、本が作れると思い出版社へ就職。予想と違いお堅い本を作る会社で3年で辞める。 |
■出版社時代の知り合いから「会社つくるから、うちこない?」 |
■デザイナーとしてのデビューは29歳
デザインをはじめたのもこのころ。
イラストを描いてコンペに応募。・・・しかしかすりもしない。
自分はイラストが好き。だけどどうもイラストだと説明くさくなってしまう。
もっと違う伝え方・・・・
イラストという得意技を捨ててあらたな表現で望んだものがこの作品。
人生って整然としていなくて、形の違うものがあつまってできている。
そういう世界観を表現。普通に紙に印刷ではなく、布にプリントしてこの世界を表現。
見事コンペで金賞、世界でも認められた!
そしてさまざま表現を経て、そしてまた原点のイラストに戻ったものがこの作品。 |
■「デザインて答えがない。でも自分にしかもってないもの」。
どんな風にデザインが出来上がるのか。
考えて、問いかけが頭のすみにいつもあって、何かのきっかけで降りてくる。
〜ってなんだろう?というクエスチョンを持つ。
今は〜ってなんだろうとネットで検索すればなんでも出てくる。
でも自分にその問いを持つ者にはオリジナルな答えが降りてくる。
そんな印象を持ちました。
■見たことがある!数々のポスター |
■さだおやじ流、人が好き→街が好きになる。の順番。
この小布施町の住人→妖怪、須坂市、高山村、長野市の著名人を次々にキャラクター化。
本人を知ってる人が見ると特徴をとらえていてなるほど!と思います。
各地の住人のキャラを、いろいろと説明してもらってましたとき
「高山村の人は、全部黒岩さんに紹介してもらったんだよねー」。
と話す中沢さんの言葉は、感謝の気持ちがこもってました。
人が好きだし、人にも好かれる人だな〜と納得。
■でも基本は親父ギャグ
「うん、これも親父ギャグ!」
そんな作品が多いんですよ。といつもフルスマイルの中沢さん!
不機嫌菩薩→不機嫌をとってくれます。 |
■地元情報
県のコンペに出して審査員が見向きもしなかった作品も・・・
「いいか悪いかどっちかにふれてないと。・・・でもふりすぎた!」
■ヒント:奥のスペースの角のほうにあります。現職の住職様です。はい。
マゾウ 自分の鼻で自分を縛っているんですね。はい。うまい形容詞がみつかりません(笑) |
パンダルマ パンダ・・・ダルマ・・・しりとりから生まれたキャラクターでしょうか?!
|