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大きな草鞋
2006/05/03

善光寺の参道で皆さんを最初にお出迎えするのが仁王門です。

字の如く、仁王像を安置してある門です。
よく見ると、もの凄い忿怒(ふんぬ)の形相で立っています。
もともと、仏敵を払う守護神なのです。通常一対で成り立っています。
阿吽(あうん)って聞いたことありますよね。
一体は口を開いた阿形(あぎよう)、もう一体は口を閉じた吽形(うんぎよう)の形をしています。

梵語のaとhumの音写なのですが、
「阿」は口を開いて出す音声、「吽」は口を閉じて出す音声なのです。

密教では、この二字を万物の初めと終わりを象徴するものとして
菩提心と涅槃(ねはん)などに当てるのです。

今日はこの仁王門に掛けてある『草鞋』を紹介します。

20060503-1.jpg

1番右の草鞋。
デカ過ぎ。。。
確かに仁王像が履くにはこの大きさではないと履けそうにありません。。。

でも、圧巻です。

20060503-2.jpg

この角度だと阿吽の「あ」が見えます。
善光寺の仁王像は通常と左右反対に安置してあるのです。
色々な諸説があるのですが

冬至の日の朝、
日の出の時、阿像の顔に日が当たり
日の入りの時、吽像に日が当たります。

最初と終わり・・・、何だかそんな気もしますが
正確な事は判明していません。

まだ先ですが、冬至の朝夕、カメラマンが大勢来ていますよ。
こんな豆知識を入れてから仁王門を通ってください。

今までとは感じ方が変わるかも知れませんね。

 
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