劇場通り(げきじょうどおり))は本上町(ほんかんまち)から穀町(こくまち)までを突き抜ける通り。
江戸時代には「道海淵(どうかいぶち)」と呼ばれていたようだが、明治になって「須坂劇場)」ができた事で、この名が浸透(しんとう)した。
須坂劇場では「美空)ひばり」や日本女優一号の「松井須磨子」も公演したという。
須坂劇場もその後にスーパーとなったが、それも今は閉店している。
最近になり、通り沿いには新しい家やマンションが増えたが、
一部では二階に「出し桁(だしげた)風(※1)の出窓(でまど)に欄干(らんかん)(※2)」という風情(ふぜい)溢(あふ)れる昔ながらの光景を見ることができる。
※1出し桁:軒先に載せて出した桁
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2欄干:人が落ちないように柵状につけた手すり
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