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明治時代、この本上町(ほんかんまち)周辺は「3区(さんく)」とよばれた。
当時は6軒の置屋(おきや)、見番(けんばん)、料理屋が並び、 「駅を降りると蛹(さなぎ)の匂(にお)い、3区へ来ればオシロイの匂い」と例えられた花街(はなまち)でした。
芸者衆)は昼間、ここで三味線(しゃみせん)や舞(まい)の稽古(けいこ)をし、夕方の宴会(えんかい)に備えたのです。 当時は、長屋(ながや)に並ぶ窓から洩(も)れる三味線の音が、風情(ふぜい)良く通りに響いていたそうです。